ヤマハのエレキギターPacificaの112と212の違いをわかりやすく解説します！どっちがいい？
初心者用のギターとして人気が高いヤマハの「Pacifica」、
100シリーズや200シリーズなどいくつかバリエーションがあります。
今回はPacificaのバリエーションの中から「112」と「212」を取り上げて
違いを詳しく見ていきましょう。
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Pacificaの112と212の違い
ヤマハのPacifica「112」と「212」には、大きく3つの違いがあります。
1つ目の違いは「価格」で、112よりも212の方が若干高いです。
ヤマハの公式サイトによると、112の希望小売価格は34,100円で、
212の希望小売価格は40,700円となっています。
通販サイトだと112は32,000円前後、212は35,000円前後となっており、
212よりも112の方が安く手に入ります。
Pacificaはエレキギターで、
エレキギターを演奏するには「アンプ」や「チューナー」などのアイテムが必要です。
アンプやチューナーなどを揃えるのにもお金がかかりますから、
少しでも費用を抑えたいなら112がおすすめです。
Pacifica 112は必要なものが一式そろった初心者セットでも見かけます。
ヘッドとボディトップの化粧板
112と212の2つ目の違いは「ヘッドとボディトップの化粧板」です。
どちらもヘッドとボディトップには「アルダー」という木材が使われていますが、
112はアルダーだけです。
212のヘッドとボディトップには、
アルダーの上にメイプルの化粧板が貼り付けられています。
縞のような模様が入ったフレイムメイプルが使われているもの、うろこ状の模様が
入ったキルテッドメイプルが使われているものの2種類があります。
化粧板が貼られているだけですが、化粧板があることで212の方が少し高級感を味わえるようになっているのです。
左利き用の有無
Pacificaの112と212の大きな違い3つ目は「左利き用の有無」です。
112には左利き用がありますが、212には左利き用はありません。
アコースティックギターの場合、
ポール・マッカートニー氏のように右利き用の弦を張り替えて使うことも可能です。
また松崎しげる氏のように、右利き用をそのまま使うこともできなくはありません。
（コードの抑え方がかなり独特になる）
しかしエレキギターの場合は、弦を張り替えたとしても、
右利き用を左利きが演奏することはできないです。
エレキギターのボディトップには、
ボリュームコントロールやピックアップセレクターが付いています。
右利き用を左利きが使うと、
ボリュームコントロールやピックアップセレクターが邪魔です。
またエフェクターもかなり使いにくくなりますから、
左利きには左利き用のエレキギターが必要となります。
Pacificaのシリーズで左利き用があるのは112だけなので、
左利きがPacificaを使う場合は112一択です。
Pacificaの112と212はエレキギターとしての性能は同じ？
ヤマハのPacificaの112と212の大きな違いは
・価格
・ヘッドとボディトップの化粧板の有無
・左利き用の有無
の3つで、エレキギターとしての性能に大きな違いはありません。
実際ヤマハの公式サイトで112と212のページを見ると
・S/S/Hのピックアップ構成
・5-WAYセレクター
・コイルタップ機能
・ブロックサドル搭載のヴィンテージトレモロ
という基本的な構成が同じであることが分かります。
Pacificaシリーズの型番にはルールがある
ヤマハのPacificaシリーズの型番である3桁の数字の並びにはルールがあります。
型番の一番左の数字が「グレード」を表しており、
数字が大きいほどグレードも価格も高くなるのです。
真ん中の数字は「ハムバッキングのピックアップの数」です。
コイルを2つ組み合わせたピックアップがハムバッキングで、
音に力強さを加えるとともにノイズを消す効果があります。
Pacificaでは、エレキギターを縦に置いた場合の一番下のピックアップが
ハムバッキングとなります。
112も212もハムバッキングのピックアップは1つしか付いていませんから、
どちらも真ん中の数字が1になっているのです。
3桁の型番の一番右の数字は「シングルコイルのピックアップの数」を表しています。
シングルコイルは、
ノイズがあるもののエレキギター特有の音を出す役割を持っています。
Pacificaで言うと、エレキギターを縦に置いた場合のハムバッキングの上に
配置されているのがシングルコイルピックアップです。
112も212もシングルコイルのピックアップは2つ付いていますから、
どちらも一番右の数字は2となっているわけです。
ピックアップの種類によって音が変わるものの、
112と212は大きな価格差が無いのでピックアップの種類は同じと考えられます。
細かい違いはあるかもしれませんが、音に関わるピックアップが同じだと
エレキギターの性能的には大きな違いは無いということになるのです。
112と212の違いはグレードだけで、
性能的にはほとんど同じと考えても問題ありません。
まとめ
ヤマハのエレキギターPacificaの112と212の違いは
・価格
・ヘッドとボディトップの化粧板の有無
・左利き用の有無
の3つです。
性能的には大きな違いはありませんから、
価格と見た目の好みで112か212を選ぶと良いでしょう。
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