ヤマハのパシフィカとフェンダーを比較、失敗しないエレキギター選び

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ヤマハのパシフィカとフェンダーを比較して分かった失敗しないエレキギター選び

エレキギターを継続して練習するには「ギターを好きになる」ことが重要で、ギターを好きになるには初心者でもそれなりに良い物を使うと効果的です。

では、これからエレキギターを始めるなら「ヤマハのパシフィカ」と「フェンダー」、どちらを使う方が良いか比較してみます。

 

ネームバリューはフェンダー

エレキギターブランドとしての「ネームバリュー」は、パシフィカよりフェンダーの方が上です。

パシフィカ(PACIFICA)

ヤマハがエレキギター事業を始めたのは1966年で、1980年代に発売したSGシリーズのヒットで地位を確立します。パシフィカシリーズが開発されたのは1980年代後半で、最初はカスタムモデルのみでしたが現在は量産モデルも発売されています。

ヤマハのエレキギターを愛用している主なアーティストは、海外ではカルロス・サンタナ、ビリー・ジーンなどで、マイク・スターンが愛用しているのはパシフィカです。

日本だと矢野顕子バンドや山下達郎バンドがヤマハのエレキギターを使っており、Char氏もかつてヤマハのエレキギターを使っていました。

また、人気アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公が使用していたエレキギターの1つがパシフィカです。(ぼっち・ざ・ろっく!とのコラボモデルもある)

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フェンダー(Fender)

一方フェンダーは、1950年にエクスワイヤーという量産可能なエレキギターを開発し、世界のギター市場に革命を起こします。1951年には世界初のエレキベース、1954年には以降のエレキギターに大きな影響を与えるストラトキャスターを開発しました。

1960年代に大量生産体制に移行して品質低下を招いて低迷しましたが、1990年代にブランドを再建して現在もエレキギターのトップブランドとなっています。

フェンダーのエレキギターを使用した主なアーティストとして挙げられるのは、ジミ・ヘンドリクスやエリック・クラプトン、カート・コバーンなどです。日本だとChar氏、TUBEやDragonAshのギタリストがフェンダーのエレキギターを使用しています。

楽器メーカーとしてはヤマハの方がネームバリューは大きいです。しかしエレキギターメーカーとしてはフェンダーの方がネームバリューは大きいと言えます。

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価格が安いのはヤマハのパシフィカ

エレキギターの価格を比較すると、ヤマハのパシフィカの方が安くなっています。

大手楽器通販サイトで、ヤマハのパシフィカは3万円台から販売されており、一番高いモデルでも30万円以下で購入できます。同じ楽器通販サイトでフェンダーのエレキギターを検索すると、一番安いモデルで約7万円、一番高いモデルは50万円を超えています。

単純に安いからダメ高いから良いということは無いので、特に初心者にとっては比較的リーズナブルなヤマハのパシフィカの方が手を出しやすいです。

ただ、リセールバリューはフェンダーの方が高く、売却する場合にはフェンダーの方が高く売れる可能性があります。ゆくゆくはギブソンなどより上位のブランドへの買い替えを考えており資金的な余裕があるなら、リセールバリューの高いフェンダーを選ぶ方が良いかもしれません。

ショップによっては初心者セットもあるので、コストパフォーマンス重視ならまずパシフィカという選択肢もありです。

 

扱いやすいのはヤマハのパシフィカ

エレキギターとして扱いやすいのはヤマハのパシフィカです。

重さはパシフィカもフェンダーも3.5kg前後で、エレキギターとしては標準的となっています。ただ、パシフィカの方がやや軽くて長時間演奏して疲れにくい、と感じている人が多いです。

また、ネックもパシフィカはやや細めになっており、手の小さい人や女性でも比較的演奏しやすいという意見も多く見られます。

さらにピックアップの構成が、パシフィカはHSSが主流で、フェンダーはSSSがメインとなっています。ピックアップの構成は好みによるところもあるものの、HSSの方が扱いやすいという意見が多く見られました。

楽器店などで実際に持ってみるのが一番ですが、初心者に扱いやすいのはパシフィカというのが一般的な印象です。

 

どんなジャンルにも合うのはヤマハのパシフィカ

音質も好みによるところが大きいですが、ヤマハのパシフィカはクセが無く、フェンダーは少しだけですがクセがあります。

パシフィカの音質は良くも悪くもフラットで低音域と高音域のバランスが取れており、どんなジャンルの音楽にも合わせやすいです。

フェンダーは高音域が明るくてシャープな反面、低音域はやや硬いと感じます。

ロックやブルース、カントリーにはピッタリですが、ジャズやクラシックではギターの存在感が強く出すぎます。パンクロックやヘヴィーメタルといったより激しいジャンルの音楽だと、フェンダーは他の楽器の音に埋没してしまい存在感が発揮できません。

明確に弾きたいジャンルが決まっているなら、そのジャンルに合ったエレキギターを選ぶと良いでしょう。とりあえずエレキギターを弾きたいだけでジャンルが決まっていないなら、万能型のパシフィカがおすすめです。

 

まとめ

今回のエレキギターの比較では、ヤマハのパシフィカがやや有利でしょうか。中上級者向けとなる評価は変わりますが、価格が安くて扱いやすく、万能型でどんなジャンルの音楽にも合わせやすいので初心者にはピッタリです。

フェンダーはネームバリューが大きいですからステータスにはなりますが、初心者が扱うには少しクセが強いかもしれません。

 

ちなみに、フェンダーにはスクワイヤーというサブブランドもあります。

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