Pacificaの611と612の決定的な違いとは?

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ヤマハのエレキギターPacificaの611と612の違いをわかりやすく解説します!どっちがいい?

初心者の域を超えると初心者用のワンランク上のエレキギターが欲しくなり、
「2本目」としてヤマハのPacifica600シリーズが候補として挙がります。

ではヤマハのPacifica600シリーズの「611」と「612」ではどういった違いがあるのか、
詳しく見ていきましょう。

 

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ヤマハのPacifica611と612の違い

ヤマハのPacifica600シリーズの611と612にはいくつか違いがありますが、
大きな違いは「ピックアップの構成」です。

611はシングルコイルとハムバッカーが1つずつの「S-H」構成で、
612はシングルコイル2つにハムバッカー1つの「S-S-H」構成となっています。

S-S-Hは、演奏する際にちょうどピックの当たる位置辺りにシングルコイルが
配置されています。

人によってはピックがシングルコイルに当たって弾きにくいので、
S-S-H構成のエレキギターは使わないケースもあるのです。

ただピックアップ同士のハーフトーンに加えてセンターのシングルコイルによる
ミドルトーンが得られるので、S-S-Hの方が音質が良いと感じる人も居ます。

ちなみにヤマハのPacificaでは、型番の左の数字がグレード、
真ん中がハムバッカーの数、右がシングルコイルの数を表しています。

611は真ん中も右も1なのでハムバッカーとシングルコイルが1つずつ、
612はハムバッカーが1つでシングルコイル2つとなるのです。

100シリーズや200シリーズなど他のシリーズでも同じです。

またPacificaの100シリーズと200シリーズは基本的にS-S-H構成で、
300シリーズがS-H構成となっています。

現状で100シリーズ200シリーズを使っているなら612、
300シリーズを使っているなら611の方が使いやすいかもしれません。

 

価格の違い

Pacificaの611と612では価格にも違いがあります。

ヤマハ公式サイトのよると、メーカー希望小売価格は
・611HFM 68,200円
・611VFM 70,400円
・612VⅡX 74,800円
・612VⅡFM 74,800円
で、数千円ですが611の方が安いです。

ちなみに「HFM」や「VFM」は追加事項で、
ブリッジやトップ材・指板材の種類を表しています。

「H」はハードテイルで、「V」はヴィンテージトレモロ、
「FM」はトップ材がフレイムメイプルであることを示しています。

 

ブリッジの違い

Pacificaの611と612は「ブリッジ」にも違いがあるのです。

先にも少し書きましたが、611はハードテイルとヴィンテージトレモロがありますが、
612はヴィンテージトレモロのみとなっています。

ちなみに、エレキギターを縦に置いた時にハムバッカーの右下辺りに付いている
金属の棒が「トレモロブリッジ」です。

一般的にエレキギターと言うと「ギュイーン」という音が鳴るイメージで、
そのギュイーンという音を出すのに使うのがトレモロブリッジです。

612の2つのモデルにはトレモロブリッジが付いていますが、
611の「HFM」はトレモロブリッジが付いていないハードテイル仕様となっています。

瞬間的な音程変化はトレモロブリッジが無いと難しいので、
トレモロブリッジが付いている方が表現力に幅を持たせやすいです。
(ハードテイルで表現力の幅を出すにはテクニックが必要)

音は聞く人によって印象が違いますが、一般的にはトレモロの方が軽い感じで、
ハードテイルの方がどっしりした感じの音質となります。

弦の交換とチューニングはハードテイルの方がしやすいです。

弦を緩めて切ったら新しい弦を張ってチューニングして終わりですが、
トレモロは弦を緩める前にトレモロブリッジを固定しておかないといけません。

新しく弦を張ってからのチューニングも、音が安定するまで何度もやり直さないと
いけないので弦交換はハードテイルの方が簡単です。

 

「ぼっち・ざ・ろっく!」のギターが欲しい

「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公が使っているエレキギターと同じものが欲しいなら、
Pacificaの611VFMがおすすめです。

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厳密に言うと、ぼっち・ざ・ろっくの主人公が2本目として購入したのは
Pacifica611の特別カスタム仕様で、611VFMとは違います。
(611の特別カスタム仕様は販売されていない)

しかしヤマハが公式にPacifica611VFMのカスタム仕様であることを認めており、
手に入るモデルで一番近いのは611VFMとなります。

特別仕様と言っても
・ピックガードがべっこう柄ではなく黒と白のマルチプライ
・ピックアップカバーの色が違う
・エスカッションが金属
といった違いしかありません。

ほとんど見た目の違いのみで、性能的には611VFMとほとんど同じです。

島村楽器では、ピックガード・ピックアップカバー・エスカッションのカスタムパーツが
セットになった611VFMも販売されています。

 

まとめ

Pacificaの600シリーズ611と612の大きな違いは
・ピックアップ構成
・価格
・ブリッジ
の3つです。

価格以外の2つは音質や弾き方にも関わってくる違いですから、
楽器店などで実際に触ってみて使いやすい方を選ぶのがおすすめです。

 

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